2015年4月1日に食品表示法が施行され、
栄養成分表示のナトリウム表記が食塩相当量に変更されました。
塩分の摂取を気にされる方には
より直観的に分かりやすくなったのではないでしょうか?
しかし、食塩相当量と食塩は何が違うのか、
気になった方もいらっしゃると思います。
ここでは、食塩相当量と食塩の違いを解説していきます。
食塩相当量と食塩の違いは?
そもそも、食塩相当量とは、
「ナトリウム(Na)の量(mg) × 2.54 ÷ 1000」という計算で割り出した
塩化ナトリウム(NaCl)の量(g)になります。
ただし、食品中には塩化ナトリウム以外にもナトリウムは存在しますし、
グルタミン酸ナトリウムなどの添加物にも含まれます。
つまり、実際の食塩量よりも、食塩相当量の方が多くなります。
食塩相当量とナトリウムの違いは?
食塩相当量は、食品中のナトリウム(Na)が
すべて塩化ナトリウム(NaCl)だったと仮定して
ナトリウム量から割り出した、塩化ナトリウム量になります。
食塩相当量と塩化ナトリウムの違いは?
食塩相当量と塩化ナトリウムは同じ意味です。
ただし、食品中に実際に含まれる塩化ナトリウムの量よりも
大きな値で算出されます。
ちょっと分かりづらいですが、
食塩を添加していない食品に関しても「食塩相当量」を表記しなくてはいけません。
こういった混乱を緩和するため
食品表示法では、食塩を添加していない食品において、
「ナトリウム〇mg(食塩相当量〇g)」といった併記も認められています。
まとめ
食塩相当量はナトリウムから算出した
理論上の塩化ナトリウム量です。
ただし、食品中のナトリウムすべてが
塩化ナトリウムとして存在するわけではないので、
実際の食塩の量 < 食塩相当量
という点にはご注意ください。
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