先進国では、肥満や糖尿病が問題となっていますが、
日本も例外ではなく、平成27年の国民健康・栄養調査では、
成人男性の29.5%、女性の19.2%が肥満者(BMI≧25)という結果が出ています。
BMI(Body Mass Index、読み:びー・えむ・あい)は
肥満度を表す体格指数のことを差し、
別名「ボディマス指数」「ケトレー指数」とも言われます。
日本でも一般的になっていますので、
健康診断やスポーツジムで耳にされる方も多いのではないでしょうか?
ここでは、BMIの計算方法や注意点、子供にも適用出来るかをご紹介いたします。
BMIを用いた肥満度の求め方をご紹介
BMIの計算式は世界共通で、体重[kg]を身長[m]の2乗で割ると求められます。
計算式は以下の通り。
体重[kg]÷身長[m]2
肥満度の判定には以下の表を参考にしてください。
BMI(数値の範囲) | 肥満度 |
---|---|
~18.5未満 | 低体重 |
18.5以上~25.0未満 | 普通体重 |
25.0以上~30.0未満 | 肥満(1度) |
30.0以上~35.0未満 | 肥満(2度) |
35.0以上~40.0未満 | 肥満(3度) |
40.0以上~ | 肥満(4度) |
肥満度の判定基準(日本肥満学会より)
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BMIで肥満度を測定する際の注意点やデメリットとは
体重と身長から、気軽に肥満度を測定できるBMIですが、
必ずしも正確とは言えません。
BMIは体脂肪率が考慮されていないからです。
特に、筋肉量が多い方のBMI値を測定すると、
肥満と判定されてしまうことがあります。
もし、BMIで肥満という結果が出てしまったとしても、
体脂肪率が男性で15~20%、女性で20~25%の範囲内であれば、標準と考えられています。
BMIの肥満度は子供でも測定できる?
BMIは成人にのみ用いられる指標であり、日本では、
乳幼児(3ヶ月~5歳)の肥満の判定にはカウプ指数が
学童児(小~中学生)の肥満の判定にはローレル指数が用いられます。
BMIと同様に、あくまでも目安としていただき、
食生活など生活習慣を見直すきっかけにしてみてくださいね。
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