衣替えの季節になると、
「防虫剤の臭いが気になる…」
という方も多いと思います。
いかにも「タンスにしまっておきました!」といった感じで
臭いが消えるまでの間、ちょっと恥ずかしいですよね…(^^;
また、花火大会の直前に浴衣を取り出したら、
「臭いが取れない!」という悲鳴も毎年聞こえてきます。
他にも、フリーマーケットやオークションで入手した中古の衣類など
ナフタレン(ナフタリン)の臭いがしつこく取れなかったり…。
クリーニングという手もありますが、
浴衣や着物となると、かなりの費用がかかりますし、
できればお金はかけたくないものです。
ここでは、なるべくお金をかけずに
防虫剤ナフタレンの臭いを除去する方法3パターン(+1)をご紹介いたします!
防虫剤ナフタレンの臭いの取り方 その1「洗えるものは洗濯してみる!」
衣類に染み付いて取れないナフタレンは、
皮脂汚れに溶け込んでいる可能性があります。
その皮脂汚れごとナフタレンを除去してしまうのが、
一番手っ取り早い方法と言えます。
だだし、長い間、放置していた皮脂汚れですので、
- つけ置き洗いをする
- 40℃ぐらいのぬるま湯を使用する
- 皮脂に対して洗浄力の高い洗剤を使う
など、工夫してみてくださいね(^^)
防虫剤ナフタレンの臭いの取り方 その2「洗濯できない衣類はひたすら陰干し!」
浴衣や着物、礼服などの洗えないもの、
洗っても臭いが取れないものは、ひたすら陰干ししてみてください。
陰干しのポイントは、
- 風通しのいい場所に干す
- 服の表と裏両方に空気の流れができるように空間をつくる
です。
空間をつくるには、
- 針金ハンガーを立体的に折り曲げて前後の隙間を空ける
- 突っ張り棒などを両袖に通す
など、ちょっと手間ですが、試してみてください。
また、天日干しは色落ちのリスクがあるためオススメできません。
防虫剤ナフタレンの臭いの取り方 その3「すぐに消臭したいなら浴室で扇風機!」
陰干しを1ヶ月くらい気長に行っていれば、
ナフタレンの臭いは大体取れますが、
「そんな時間はない!」という方には、
浴室で扇風機を使用するのがオススメです。
浴室で干す場合は、浴室の扉を開けたまま、
扇風機を首振り状態で風を当ててください。
空気の循環という意味では、換気扇を回しておくのもいいですが、
ナフタレンは空気よりも重いため、浴室から外に追い出すように
扇風機の首振りの範囲を調整してみてください。
防虫剤ナフタレンの臭いの取り方 番外編「低温でアイロンがけ?」
「服の裏側、表側の順にアイロンを当ててナフタレンの臭いを除去している」
という方もいらっしゃるようですが、
ナフタレンは融点(液体になる温度)が約80℃なので、
低温アイロン(80~120℃)をかけた際に液体となり、
それがシミになる可能性があります。
ナフタレンは無色透明ですが、
皮脂汚れなどを広げてしまうリスクがありますので、あまりオススメはできません。
それでも、実際に臭いが取れるケースもありますので、
どうしても試されたい方は、まずは目立たない部分でやってみてくださいね。
また、生地がデリケートな素材の場合は、あて布もお忘れなく!
まとめ
洗えるものは、皮脂汚れと共に洗濯で除去!
洗えないものは、生地同士の空間を空けるようにして、
風通しのいい場所で陰干し!
時間がない場合は、浴室に干し、扇風機を使用してみる。
その際、ナフタレンを追い出すように浴室の扉は開けたまま。
アイロンの使用はシミになるリスクも…
いかがでしたでしょうか?
お祭りや花火大会などの直前に慌てて浴衣を出すのではなく、
イベントの1ヶ月前から陰干ししておいたほうが精神衛生上、オススメです(^^)
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